2015年3月の健康情報 脚力アップ!
こんにちは。野場貴之です。まだまだ寒さは身にしみますが、日本全国各地で春の便りも届き始めましたね。菜の花や梅の花、沖縄では桜の花も咲いています。冬の間、すっかり運動不足で固まってしまった身体もそろそろ春支度しませんか?季節を楽しむマラソンやウォーキングなど、いろんなイベントが開催されていますね。今回は、脚力アップで老化を予防できる話をします。
■脚の筋力、低下していませんか?
筋肉の力は、35歳をピークに徐々に低下していきます。特に、腕の筋肉に比べて脚の筋肉の力が衰えやすく、もっとも衰えやすいのが太ももの前の筋肉です。この部分は、膝を曲げて上にあげたり、蹴ったりするのに必要な筋肉です。歩くためには、この太ももの筋肉と腰の奥のほうにある大腰筋が必要です。ところが、大腰筋は運動不足で劣ってしまいます。最近、つまずきやすくなった方や階段の昇降で足を上げるのがきついという方は、下肢の筋力低下が原因かもしれませんね。
■毎日の生活の中で、脚力アップ!
脚には全身の筋肉の60%が集中しています。下肢の筋力の低下を予防することが老化予防と言っても過言ではありません。竹踏みや足踏み、屈伸、下肢のマッサージ、散歩など、脚の筋肉を収縮させるような動作を心がけてみましょう。
◆テレビを見ながらできる脚力トレーニング
床に脚を伸ばして座り、片足の裏に両手で持ったタオルをあてます。手でタオルを軽く引っ張ると同時に脚にも力を入れます。反対側の脚も同じようにおこないましょう。
◆こんなウォーキングもお勧め
途中で、足を前に出すときにクロスさせて歩いてみましょう。大腰筋をほどよく刺激します。