歯医者さん

今回も、勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。


実は私は最近、歯医者さんへ行って歯を診てもらいました。状態としては「歯が凄く痛い!」という訳ではなく、「気のせいかもしれないけど痛いかな?やっぱり痛くないかな?」という程度だったのですが、長い期間、歯医者さんには行っていなかったので、「これは良い機会かな?」と思い、行ってきました。


正直、私は歯医者さんがとても嫌いです。歯医者さんが嫌いな理由として、たいていの人は「治療が痛いから嫌い」という理由だと思います。でも、私の場合は違います。私は、口の少し奥に歯ブラシなどが当たると起こる「おえっ!」となる反応(嘔吐反射といいます。)が、とてもひどいのです。つまり「おえっ!となるから歯医者さんが嫌い」なのです。


そもそも、そうなってしまった原因として思い当たる事があります。子供の頃、歯医者さんでレントゲンを撮る時や歯の型を作る時などで、「おえっ!」となっても中断してもらえずに、強引に強行された経験があります。完全に恐怖心を植えつけられてしまいました。そんな恐怖心がありますと、なおさら嘔吐反射は強くなります。(嘔吐反射は、精神的な部分が90%と占めるとも言われております。)治療中に、「一度、嘔吐反射が起こる」→「それでも強行される」→「完全に怖くなる」→「再び、嘔吐反射が起こる」といった、そんな悪循環の中で、無理矢理に治療を強行されてしまいました。そして、完全に歯医者さんが嫌いになりました。そして歯医者さんから疎遠になりました。年月は流れ、そして今回、18年ぶりくらいに歯医者さんへ行ったことになります。


奥歯の、「気のせいかな?やっぱり痛くないかな?」の場所を診てもらいましたら、虫歯は無く、「単純に気のせい」でした。「その場所は単純に気のせい」だったのですが…。「やっぱりとそうきたか…」と言いますか…。「最もありがちな展開」と言いますか…。「その場所とは無関係な別の所」に、虫歯がありました。その虫歯は、「歯と歯の間」にありました。「こんなところ、治療できるの?」と思える程、難易度の高い場所に思えます。


そして治療を始めるために、歯茎の外側にガーゼを置いた瞬間、「おえっ!」と嘔吐反射が起きました。「やっぱり起きてしまった…」と、歯医者さんに対して申し訳無い気持ちになりました。そして、しばらく休憩させてもらい、もう一度、治療を始めましたが、また、すぐに「おえっ!」と嘔吐反射が起きました。「あまりに嘔吐反射が強すぎて、これでは治療をする事が難しい」という事になり、「嘔吐反射が強い人への治療が専門な別の歯医者さんを紹介してもらえる」という事になりました。今回治療をしてもらった先生には、とても申し訳無い気持ちでいっぱいになりました。


(次回に続く)