歯医者さん完結

こんにちは。野場貴之です。今回も、勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。



数ヶ月前から書き始めています「歯医者さんの話」ですが、今回で完結です。長らくお待たせしましたが、ついに愛知学院大学歯学部付属病院で全身麻酔を受けて来ました。今回初めて読む人のために、少しだけ経緯を説明します。私は嘔吐反射がとても強く、歯ぐきの外側にちょっとガーゼを挟んだだけでも「おえっ!」と嘔吐反射を起こす体質で、普通の歯医者さんでは処置困難だと判断され、嘔吐反射専門治療ができる愛知学院大学歯学部付属病院を紹介されました。そこで「全身麻酔を受けながら処置をする事になった」と言う経緯です。



さて、まずはかかった金額と、訪れた回数を報告しますが、初回の検査で約1200円、2回目の「麻酔が身体に合うかどうかの血液検査など」で約2100円、3回目の「麻酔にかけた状態での実際の処置」で約4300円でした。想像していた金額よりもずっと安いと思いました。あと、正確に伝えますと、私が受けたのは「全身麻酔」ではなく「鎮静法」という方法でした。違いは、「全身麻酔」というのは「肺の機能まで止める(弱まる)」ので、非常に危険です。人工的に機械によって呼吸を助ける装置を使うそうです。一方、「鎮静法」は、肺の機能は下がりません。なので、「鎮静法」は「全身麻酔」に比べてとても安全です。



実際に私がされた事のリポートですが、まず、歯の処置をする椅子に座り、注射を腕に打たれました。そして椅子が倒されました。そして眠ってしまいました。しばらくし、目はつぶった状態ですが、少しだけ意識が戻りました。口の中に、「万力」の反対の働きをするような道具がセットされてあり、口が強制的に開けられています。でも注射の効果で不安は全くありません。泥酔した時と同じ感覚で、理由も無く楽しい気持ちです。口の中の痛みは全くありません。部分麻酔の痛み止めの注射を打たれたと思われます。


器具の音も無く、静かに処置してもらいました。私が感じる感覚は3つだけでした。「まぶた越しの明るいライト」「口の中に注がれる水」「理由の無い楽しい気持ち」の3つです。特に「理由の無い楽しい気持ち」がとても強く、ただただ心地の良い時間でした。


処置が終わった後、口付近に麻痺が残っていてまいしたが、数時間したら麻痺は消えました。口の中に「逆万力」で強制的に開けられ続けた傷が上下左右と四ヶ所ありましたが、数日したら消えました。リポートとしては以上です。



「私は嘔吐反射が強い」という理由で、今回はとても大掛かりな処置になってしまいました。歯の治療は完結しましたが、今後は、「半年に一回の定期検診」を、人生の習慣にしていきます。全4回にわたり「歯医者さんの話」をさせて頂きましたが、これで完結させて頂きます。