新年にまつわるウンチク

こんにちは。野場貴之です。新年、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。今回も、勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。


今回は、新年にまつわる「ウンチク」を2つ言わせて頂きます。まず、年賀状でよく、「A Happy New Year!」と書かれていますよね?割と有名な話ですが、これは間違いだと知っていますか?正しくは、「A」を抜いた「Happy New Year!」です。逆説的になりますが、もし「A」を付けた場合での正しい文章は、「I wish you a Happy New Year!」となります。直訳しますと、「私は、あなたの幸せな新年を祈ります。」となります。でも、なぜこのような誤った英語の挨拶文が広まってしまったのでしょうか。その原因として、あるサイトでは、クリスマスでよく使われる定番表現の、「Merry Christmas and a happy new year」(= 「メリークリスマス。そしてよいお年を」)から、「A happy new year」が単独で、新年の挨拶として使えるのだと誤解されてしまったのでは?と書かれていました。


私的には、子供の頃に読んだ週刊誌の漫画が影響していたと思います。当時の私の話になりますが、当時の週刊雑誌の漫画は、必ず、「その時期」を意識した付録と言いますか、特集を組みます。その特集では毎年、正月の時期には、各漫画の作者が連載中の主人公の絵を書いた年賀状の特集ページがありました。記憶では、そこには「A Happy New Year!」に満ち溢れていました。今でも覚えていますのが、「A」だけ平仮名で「あ」と強調させた「あ Happy New Year!」なんて挨拶文の年賀状もありました(笑)。当時は今と違い、外国人を見るだけでビックリしてしまうような時代だったので、英語の文法の誤りなどは、専門知識の無い人では気づかなかったのでしょうね。


もう一つ、「元旦(ガンタン)」についてのウンチクを書きます。私は1月1日の事を元旦(ガンタン)と言うと思っていました。でも、それは間違いです。1月1日自体は、元旦(ガンタン)ではなく元日(ガンジツ)です。元旦(ガンタン)とは、1月1日の午前中だけの事を指すそうです。なので1月1日の午後は、元旦(ガンタン)とは言いません。余談ですが、「元旦」の「旦」という文字は、水平線から朝日が昇る様子を示した象形文字らしいです。
私はほとんどテレビを見ないので、もしかしたら私が知らないだけであって、テレビを普通に見る人にとっては、「そんなの年末年始のテレビで、毎年何度も普通に取り上げているよ!」って言うレベルの有名な話かもしれませんね。