正しい箸の持ち方
こんにちは。野場貴之です。今回も、勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。
少し前ですが、ネット上の情報で、「大人の約7割は箸を正しく持てていない」という記事を読みました。私はその記事が頭の隅に引っかかっておりまして、今回、色々と知った事を書きます。
私自身、この記事を読むまでは正しく箸を持てていませんでした。でも読んだ後、時々、箸の正しい持ち方を意識するようになり、今現在は正しく箸を持てています。まず本当に7割もの大人が、間違った箸の持ち方をしているのか?という点ですが、どうやらこれは本当のように感じます。理由としましては、両親、妻、友達に、メールで聞いて調査しました。「正しい持ち方の定義」ですが、これは、「自分自身が正しく持てているという自覚はあるか?無駄な力が入っていないという自覚はあるか?」という定義にしました。メールで聞く事ですから、客観的は判断基準はやめました。すると集計の結果は、やはり約7割が正しく箸を持てていないという集計結果でした。
そこで私が実践した、食事をしながらできる正しい箸の持ち方をするトレーニング方法をお伝えします。まず私もそうでしたが、間違った箸の持ち方で最も多いパターンは、箸を持った時に、箸と箸の間に中指を入れない持ち方をしているパターンです。(指の順番は、親指、人差し指、中指、薬指、小指の順番です。)試しに今、ペンを二本使って、箸の持ち方をやってみて下さい。中指が、箸と箸の間に入っていますか?
ステップ1として、まずは「箸と箸の間に中指を入れる」という事を意識して下さい。次に、「挟む事をあきらめて、完全に脱力する」という事を意識して下さい。多くの方は、「挟む」という事に意識が行き過ぎて、正しい持ち方にストレスを感じます。そのストレスから、正しい持ち方を放棄してしまいます。(私もそうでした。)ですので、「挟む」という行為をいったん辞めて下さい。
ステップ2は「完全に脱力する」です。
ステップ3は、「挟んで使うのではなく、スプーンのように乗せて食べる」ように意識してみて下さい。「箸の先端の幅は、乗せやすいように調節するだけ。挟むためではない。」と意識してみて下さい。すると、挟む必要は無いので無駄な力を入れる必要もありません。結果として、ステップ1の正しい持ち方の状態を維持できます。
最後に「スプーンのように乗せて食べるコツ」として、意識を箸ではなく、食器に向けて下さい。食器の内側の左側を「壁」のように使って下さい。この壁を大いに活用して下さい。(利き手が右手の話です。)イメージとしては『美しい箸の持ち方をキープしつつ脱力し、食べ物の大きさに合わせて箸の先端の幅を調節し、スプーンをイメージし、食器内側左側の壁に食べ物を持って行き押し当て、すくい上げる。』と言った感じです。もしよろしければ、このトレーニング方法を試されてみて下さい。