緑内障

こんにちは。野場貴之です。今回も、勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。


実は最近、幼い頃から仲の良い私の友達が緑内障になりました。その事について書かせて頂きます。「緑内障」とは、見える視野の範囲がだんだんと狭くなる病気で、眼圧の上昇が原因の一つとされています。眼圧が必要以上に上昇しますと、「視神経」と呼ばれる目の神経が障害されてしまい、一度障害された視神経を元に戻す方法は今のところありません。つまり、治療方法としては完治を目指す事はできず、「進行を遅らせるだけ」しかできません。この緑内障の特に怖いところは、「自分で病気だと気付いた時には既に末期の状態が多い」という点です。その理由は、病気の進行スピードがとても遅く、視野に異常が出た方の目を逆の目でカバーして物を見るので、「意識して片目だけで見る」という行為でもしない限り、ご自身では気付けないのです。さらに、視野の中央部分に異常が出る事は少なく、視野の端の方から徐々に異常が出てくるので、ご自身が視野の異常に気付くのは病気の末期の段階だという病気です。


その友達(38歳)が「自分は緑内障だ!」と気付いた経緯ですが、やはり自分では気付けませんでした。花粉症の薬をもらうために眼科へ受診し、先生に形式的な目の検査をしてもらい、その時に先生が気付いたそうです。その友達の視野は今現在でも異常は全く無く、眼圧も正常でした。正確には「将来的には正常眼圧緑内障になる確率が非常に高い、今は予備群。」との事でした。今後、半年に一回は目の定期検診を続けなければならないそうです。


そして今後、必要な時が来たら、「眼圧を下げるための目薬を毎日、生涯打ち続けなければならない生活になる。」との事でした。「正常な眼圧の緑内障なのに、どうして目薬を打って眼圧を下げるの?」と聞いたところ、「眼圧の数値は正常であっても彼の目の視神経からしてみたら眼圧が高く、視神経が障害されるから眼圧を下げる必要がある。」「ただ眼圧を下げると喘息や心臓病に対しての副作用がある場合もある。」とのことでした。


ネットで調べましたら『40歳以上の20人に1人の割合で緑内障になる。』『緑内障の約7割が正常眼圧緑内障』『緑内障患者の80人に1人の割合で失明してしまう。』『早期の段階で発見できた人は、人間ドックや定期検診での発見がほぼ100%』とのことでした。私は一度、目の定期検診に行ってきます。あなたも一度、目の定期検診へ行かれることをお勧めします。