2016年7月の健康情報 肝臓の話

こんにちは。野場貴之です。日中は特に暑くなりましたね。ビールの美味しい季節です。身体に取り込まれたアルコールは肝臓で分解されますが、肝臓は健康を維持する上でとても重要な器官です。今回は、肝臓の話をします。


■肝臓はどんな働きをするの?
肝臓は500 種類以上の代謝反応が行われていますが、特に重要な働きは、次の3つです。
1、 アルコールや有害物質の解毒・分解
2、 胃や腸で吸収された栄養素を貯蔵
3、 脂肪の消化・吸収に必要な胆汁の生成・分泌


■肝臓に負担をかけてしまう生活習慣とは?
肝臓は、痛みなどの自覚症状が現れにくいので「沈黙の臓器」と呼ばれています。気づかないうちに病状が悪化してしまいやすい臓器です。そのような理由から、「どのような生活習慣が肝臓に悪影響なのか?」をご自身で自覚し、肝臓をいたわる意識を持つ事が大切です。肝臓に悪い生活習慣とは、「運動不足」「タバコ」「睡眠不足」「過労」「ストレス」「暴飲暴食」などです。過度な飲酒は肝臓にダメージを与え、肝機能を低下させてしまいます。お酒はほどほどにしましょう。


■肝臓をいたわる食事内容とは?
「薄い味付けにし、塩分を控える」「肉類や魚介類、大豆製品、卵、乳製品などから、良質なタンパク質を摂取する」「緑黄色野菜や海草類、きのこ類から、ビタミンやミネラルを摂取する」「脂質や糖質は控えめにする」「食材の種類の多い食事内容にする」「スナック菓子、レトルト食品、加工食品、インスタント食品等は避ける」といった感じです。