技術を上達させるための話

こんにちは。野場貴之です。今回も勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。


世の中には色々な技術職がありますよね?技術職の方々は当然の事ながら、一般の方々にも参考になる、自然と技術が上達するための話をさせて頂きます。まず、6歳の子供と父親の実際の話をさせて頂きます。ある日、父親は息子のサッカーの試合を見に行きました。息子は、まだ保育所の年長なので、正式には小学校のサッカー部には入っていません。でも、小学校に上がったら、サッカー部に入ることを監督さんに伝えていると、普段の練習にも呼んで頂いて「今度試合があるから、2年生の部で出ません?」と誘ってくれたそうです。普段、一緒にサッカーをしていると「6歳にしては上手いんじゃない?」と親ながら思っていたそうで、「点獲ったらなんか買ってあげる」なんて話をして期待していました。でも、現実はそんなに甘くありませんでした…。相手は小学2年生。しかも、同じサッカーチームは2年生以下の生徒が4人しかいません。結果は、惨敗。でも、それよりも気になったのは敵チームに、息子と同級生の子がいて、1年ほど経験が長く、試合感に圧倒的な差がありました。息子の活躍を見られなくて残念…とは思ったそうですが、それよりもいい経験ができたんじゃないかなと思ったそうです。というのも、まだ地元の同級生はサッカーをしていません。保育所や公園でサッカーをして遊ぶ時は、自分が1番でした。しかし、今回の試合で、息子は同い年でも自分より上手い子がいるという現実を知ることができました。息子本人は「まだまだだ…」と気づくことができていました。もっと練習しようという気持ちになっていました。早い段階で自分より上のレベルの子に出会えたのはよかった事だと父親は思ったそうです。これは、実際の話です。


こういった、今の自分よりレベルが上の人に出会うことで現状を知り、「もっと頑張ろう。」「もっと努力しよう。」と気づけるのは、年齢、ジャンルに関係なく使える方法じゃないでしょうか?美術家、デザイナー、写真家などの話になってしまいますが、彼らは基本、1人で勉強して、1人で思考錯誤を繰り返しています。目標は、基本的には「売れる」ため。でも1人でやっていると、ある程度できるようになると「これぐらいでいいか。」と自分自身で「出来ているか出来ていないかの基準」を作ってしまいます。人によっては、ある程度出来るようになると技術を磨く事の辞める人もいるでしょう。人間は基本的には楽をしたい生き物ですから。でも、自分より出来ている人、成果が出ている人と接する機会があると、自分がどれくらい出来ているか?出来ていないか?と気づくキッカケになります。そういった、自分より「上」の人と接すると、最初は居心地が悪く感じるかもしれません。でも、その人たちに追いつけるように…負けないように…と、自然と努力するようになるのではないでしょうか?自分自身が納得できる基準が上がるのではないでしょうか?