2017年5月の健康情報「健康に暮らす」

こんにちは。野場貴之です。今現在、日本人の寿命は延び続け、超高齢社会が到来しております。しかし、生涯、大きな病気とは無縁の人生を送れる人は少数です。このような中、「健康に暮らす」という意味を改めて考えてみましょう。


■「健康に暮らす」とは?
健康とは、「病気だと診断されていない」とか「健康診断の数値が正常値の範囲内」といっただけではありません。例え病気であっても家族や周囲の人間関係の中で、重要な居場所があるなど、幸せを感じていたり、生きがいを感じていれば「健康に暮らしている」と言えるのではないでしょうか?


■生きがいと長生き
40歳~79歳の方々を対象とした5万人以上のアンケートで、『あなたは「生きがい」を持って生活をしていますか?』という質問をしました。その結果で、「生きがいを持っている」と答えた方々は、「生きがいを持っていない」と答えた方々に比べると長生きをしていることが分かっています。病気の有無や年齢に関わらず、「生きがいがある人ほど死亡リスクが低い」のです。


■ポジティブな気持ち
ではどうしたら生きがいが持てるのでしょうか?「生きがいを持ちたい」と強く念じても持てるものではありません。あまり深く考えず、趣味に没頭したり、気分転換にスポーツをしてみたり、友人とお茶や食事、カラオケなどの娯楽を楽しんだりしていれば、最低でも普段のストレスは解消されます。その延長上で、結果的に生きがいを感じるものだと思います。


(次回に続く)