準備8割、実行(本番)2割

こんにちは。野場貴之です。今回も勝手ながら「私事」をつぶやかせて頂きます。


突然ですが、『準備8割、実行(本番)2割』という考え方や、似たような言葉を聞いたことはありますか?簡単に言いますと、物事を成功させるための要素は準備段階が80%占めていて、そこがきちんとできていると実行(本番)も上手くいくという考え方です。例えば、“健康に良い食事をする”ということで考えてみますと、食べる行為が【実行】ですが、健康に良い食事を作ることが【準備】になりますよね。そのためには、メニュー、食材選び、調理方法、食べ合わせ、毎回の量などを決めて、初めて健康に良い食事を作ることができると思います。この準備の段階で間違えてしまったらアウトですよね。不健康な食事になってしまうこともあります。例えば、糖質制限が声高に言われるこのご時世に、炭水化物に炭水化物を重ねる『チャーハンとラーメンのセット!』というセットメニューが健康を増進させるメニューとは言えませんよね?このように、何事にも準備が大切なのはもちろんなのですが、実は…準備、実行の後に"もう一つ"大切な作業があるのです。「準備→実行→○○○」。この○○○に入るものは何だと思いますか???


答えは、【後始末】なんです。【準備→実行→後始末】。この一連の流れがとても重要なのです。これは、運がかなり左右する麻雀の代打といわれる稼業で、20年間無敗の伝説を作った勝負師、桜井章一氏の言葉だそうですが、私たちの一般人にも大いに参考になると思います。桜井氏は人生や仕事、勝負において、その全てで【準備→実行→後始末】の流れができてこそ、真のプロフェッショナルだと説いています。それでは、後始末とは、一体、何なのでしょうか?さっきの食事の例で言えば食事のあとの食器を洗うとか…食べた物に関して言えば便をしっかり出すとか…後始末って色々な意味で考えられますよね?


それでは『実際に麻雀を例にあげて考えてみましょう。』と言いたいところですが、麻雀ではちょっと想像しにくいので、野球選手を例に挙げてみましょう。【準備】とは、「普段から体を鍛える」「守備やバッティングなどの練習を重ねる」「身体の不調は無いか、意識を傾ける」「不調があれば、鍼灸マッサージ院などで疲れ、痛みを取る(笑)」「試合前日は睡眠をシッカリ摂って、試合に備える」などが挙げられます。【実行】とは、「試合で良い結果を出すこと」。【後始末】とは、「自分のプレーで悪かったところは無いかを考える」「より良い成績を出すために改善できるところは無いか考える」「改善点があれば、改善する」という風に考えられるのではないでしょうか?つまり【後始末】とは、【今後に備えての反省や展望】ですね。【今後に備えての反省や展望】をしますと、次の試合に備えての【準備】が、より質の高いものになります。となると、当然、その後の【実行】の質も上がります。そして、【実行】の内容が良かったとしても、更に【今後に備えての反省や展望】に頭を使えば更に良い【準備】ができるかもしれません。良い方向への無限ループですね!(後始末という言葉は、ちょっと私的には言葉が悪いと思います。)【準備】→【実行】→【反省や展望】を生活の中に取り入れていきたいですね!