2017年7月の健康情報 熱中症

こんにちは。野場貴之です。湿度も高く、気温もぐんぐんと上がっていく過ごしにくい時期ですね。夏本番を前に、身体が夏の暑さに順応しきれていない時期です。この時期に注意しておきたいのが「熱中症」です。今回は「熱中症」についての話をさせて頂きます。


■「熱中症」とは?
熱中症とは、気温が高かったり、湿度が高かったりといった暑熱環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなった時の起こるさまざまな症状の総称です。


■熱中症の症状
軽度…大量の汗をかく。生あくび、目眩(めまい)、立ちくらみ、筋肉痛やこむら返りが起こることもある。
中度…汗が出なくなり、体温が上昇する。頭痛、吐き気、嘔吐、だるさ、集中力や判断力の低下をまねく。
重度…さらに体温が上昇する。痙攣(けいれん)、意識障害、昏睡などが起こる。命にかかわる状態になる。


■熱中症の応急手当
・患者を日差しを避けられる涼しい場所へ移動させ、衣類を緩めて安静にさせる。
・エアコンをつけたり、うちわや扇風機などで身体を冷やす。
・首や脇の下、太ももの付け根をアイスパックなどで冷やす。
・水分を少しずつ、何度も飲ませる。
・塩分も摂らせる。


■普段から行う上手な水分摂取のコツ
・平常時の水分摂取は常温に近い温度が良い。
・1日、1.5L程度が目安。
・150~200mLずつ、一日に7~8回飲むのが良い。
・起床時、運動の前後、入浴の前後、就寝前に飲むのが良い。