2018年5月の健康情報 紫外線対策!
こんにちは。野場貴之です。5 月は雨が多い季節ですが、その一方で、「五月晴れ」という言葉もあります。太陽からの地上に届く有害紫外線が増加する季節です。女性の方は特にですが、肌の天敵である紫外線は雲を突き抜けます。曇りの日でも注意が必要。日焼け止めもありますが、日傘兼雨傘などで紫外線の予防対策をしましょう。
紫外線対策! 知っておきたい SPF と PA
日焼け止めクリームなどには SPF・PA といった文字が書かれています。SPF はSun Protector Factor(サン プロテクション ファクター)、PA は Protection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略語ですが、簡単には次のような意味となります。
SPF(サン プロテクション ファクター)
(紫外線防御指数)…日焼け、発ガンに直接関連する紫外線(UVB)から肌を守る強さ
PA(プロテクション グレイド オブ UVA)
(UV-A 防御指数)……皮膚のくすみ、しみに関連する紫外線(UVA)から肌を守る目安
紫外線の波長による皮膚の反応
紫外線の中でも最も波長の長い UVA は、皮膚の細胞内のメラニン色素を酸化させ、褐色に変化させます。一時的な肌の変化にはこの反応が関わっています。これに対して UVB は、細胞内の DNA を障害する作用を有しており(発がんの原因につながるとも)、生体の防御反応として、色素細胞がメラニン色素を次々と作り出しますので、いわゆる日焼け状態となります。どちらにしても、日焼けをすることは、紫外線から身を守るための防御反応とも解釈できます。骨の強化に必要な一日あたりの紫外線量を踏まえると、あえて「日焼けをしよう」という考え方は、健康にとってはあまり良くないようですので、ご注意を。