2018年8月の健康情報 夏バテ対策

こんにちは。野場貴之です。寝苦しい夜が続く夏。睡眠不足が続くと疲労が回復せず夏バテしてしまいますよね。人間は深部体温(体の中の体温)が下がると、眠りに入りやすいことがわかっています。熱帯夜でも快適に眠れるよう、以下の工夫をしてこの夏を元気に乗り越えましょう。(熱帯夜とは、夜間の最低気温が25℃以上になる夜のことです。)


熱帯夜に負けない快眠法
1.体温と湿度を下げる工夫をする
・寝室の風通しを良くする
・エアコンで室温・湿度を調整する(室温 26℃、湿度 50-60%が最適)
・寝具によって温度を下げる(麻素材や接触冷感シートなど)
・手足を涼しくする(眠る前に洗面器に入れた冷たい水に 30 秒ほど足を浸すのも効果的)
・眠る 1 時間くらい前にぬるめの風呂に入る(38-40℃くらい)


2.眠る前にしっかり水分補給
普段でも就寝中はコップ 1 杯程の汗をかいていますが、熱帯夜の時期には一晩に 500~1,000ml にもなります。体の水分が不足すると、翌朝の血液はドロドロに…。心筋梗塞や脳卒中予防のためにも、眠る前には 500ml程の水分を飲んでおきましょう。ただしアルコールは、脱水症状を引き起こし逆効果になります。ビールが美味しい季節ですが、飲みすぎないようにしましょう。


暑い夏を元気に乗り切る、スープ・ジュースの活用
夏は暑さのために食欲不振になりやすく、また冷たい麺類やのど越しのいいもので済ませると栄養が偏りがちです。暑さによる疲労の蓄積や、睡眠不足などが重なるとさらに食欲がなくなるという悪循環に陥ることもあります。食欲があまりない時には、野菜や果物をスープやジュースにすることで、栄養バランスが整いやすくなります。