2018年9月の健康情報 季節の変わり目の冷え

こんにちは。野場貴之です。先月(8月)は猛暑の日数が統計を取り始めて以来、過去最高の日数で、とても暑い8月でしたね。9月は、エアコンや冷たい飲み物、食べ物などにより、体温の低下や血行不良を起こす人が多く見られます。少し涼しくなっても夏の気持ちの延長で、服装や食事が「冷え」に対して無防備になる季節です。体には夏の疲れが溜まっているうえ、昼夜の気温変化も激しくなり、しかも季節の変わり目ですので、しっかりとした体調管理をしないと「冷え」による思いがけない体調不良につながります。


「季節の変わり目の冷え」と「自律神経の乱れ」に注意
エアコンを長時間使用していると、自律神経系の交感神経が働き、体温を体の中から逃がさないように血管が収縮します。このため血流は悪化して、冷え症を起こすのです。また、自律神経の乱れは、他にも基礎代謝や新陳代謝を低下させてしまいます。


健康を取り戻すポイント
・首、手、足から冷えるので、その部分の保温をしっかりとしましょう。
・いつまでも夏用の寝具・パジャマは使わないように注意しましょう。
・エアコンの使用は暑い日だけにして、設定温度も高めにしましょう(外気との温度差は 5 度以内に)。
・ウオーキングやストレッチなど軽い運動を心がけましょう。
・ぬるめの湯でゆっくりと半身浴をして、体の芯から温めましょう。
・十分な睡眠をとりましょう。
・栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
・体を内側から温める食材をとりましょう。
・体を温める食材としては、ニンジン、カボチャ、ダイコン、カブなどの根菜類、ヤマイモ、サトイモ、サツマイモなどの芋類、シソ、ショウガ、ニンニク、ネギ、タマネギなどの薬味野菜があります。
・疲労回復力をアップさせるビタミンやミネラル、抗酸化物質、酵素、良質なたんぱく質が豊富な食材をとりましょう。れらは牛肉や豚肉に多く含まれています。