無資格者の危険性
無資格者の施術によって、「肋骨を骨折をした」「体調が悪くなった」などといった健康被害が続発しております。無資格者の中には、極めて短期の講習を受けただけの者や、「ボキボキと音を鳴らす事が整体施術だ!」との誤解をし、とても乱暴な行為をする者もおります。患者様や一般の方は、そうとは知らずに、そのような施術所を訪れてしまう訳です。これほど危険なことはありませんよね?このことはマスコミでも報道され、大きな社会問題になっています。このようなホームページを公開しているので、実際に、マスコミ関係者から取材依頼の電話がかかってきた事があります。「無資格者による健康被害の特集をするので、お話を聞かせて下さい。」と言われました。「電話だけ」との事だったので、取材に強力しました。無資格者による施術は、それぐらい問題視されております。
無資格者の現状
全国的に、国家資格を持っていない施術者はたくさんいます。「接骨院(整骨院)」と「治療院」などは、国家資格を持った施術者が治療をしますが、それ以外の、「全身もみほぐしの店」「整体院」「足つぼ」「オイルマッサージ」「エステ」などは、国家資格を持たない施術者が施術をしています。(ごくたまに例外もありますが)。
「合法的なマッサージ店」と「違法的なマッサージ店」との区別の仕方ですが、電話で普通に、「施術者は国家資格を持っていますか?」と聞きますと、「合法的なマッサージ店」は、普通に、「はい。国家資格を持っています。」と答えます。「違法的なマッサージ店」、特に整体院、やオイルマッサージ店は、「国家資格はありませんが、『認定書』は持っています。」と答えるはずです。ただ『認定書』と言われましても「どこの誰が何を認定したのか?」と、私なら疑問に思います。
「全身もみほぐし」という看板を掲げているお店に、「あなたは違法的なマッサージをしていますか?」と電話で問い合わせた時、「私はマッサージなどしていません。『全身のもみほぐし』をしているだけです。」と答えられたという話を、同業者の先輩から聞いた事があります。「マッサージをしていないので、国家資格は当然必要が無い。」という言い逃れを主張したかったのだと思います。マッサージ師と、病院で勤務している医療従事者以外が、「マッサージ」という言葉を使ってお金を稼ぐ事は、「医療関係の法律」に抵触します。「無資格者」は、抵触しないように、「私のしている行為はマッサージではない」と主張します。
残念で悲しい事ですが、豊田市にはこれら、「国家資格を持っていない無資格者」がとても多いのです。豊田市駅の付近では特にひどく、「無資格者の店が8割、国家資格の免許の店が2割」というのが現状です。
(2012年11月)インターネットで「豊田市 マッサージ」というキーワードで検索してみましたら、ポータルサイト、総合サイトを除くと、12番目にやっと、国家資格を持った治療院が出てきました。それより上の11番目までは、無資格者の整体院や、オイルマッサージの店などでした。
過去の話ですが、私にとってはマッサージ師の国家資格を取るのはとても大変でした。この業種の国家資格を取るには、厚生労働省の定めた専門学校での勉強が最低でも3年間必要です(4年間必要な大学も有ります。)。そして、その三年間の中で、半年に一回くらいのペースで定期的に行われる実技試験にその都度合格しなければなりません。延べ950時間を越える実技研修を行い、そして実技試験に合格した者だけが、やっと初めて学科試験を受ける権利が与えられるのです。
そして、学科試験に関しては、十数教科の学科試験を2日間に渡り、行われます。その学科試験で約7~8割の点数を取らなければ不合格になります。不合格になれば、来年また、試験を受けなければなりません。費用としては私の場合、3年間で四百万円~五百万円くらいかかりました。国家資格を取るというのは、それくらい大変だと、当時、思い知りました。
無資格者によるマッサージは処罰されます。
無資格者によるマッサージは法律第217号において、処罰の対象になります。厚生労働省が、都道府県等関係機関と連携して、無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止に努めている事が、厚生労働省のホームページに載っております。
詳しくは………………………………………………厚生労働省のホームページ
当院は免許が有り、厚生労働省に認められた治療院です。
愛知県 豊田市・岡崎市・安城市・知立市・刈谷市・豊明市・みよし市・日進市・長久手市・瀬戸市の方は是非、当院へお越し下さい。