2017年1月の健康情報　スキルス胃癌

こんにちは。野場貴之です。新年、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。さっそく私事ですが、私は食べ過ぎると胃もたれや胃に不快感を感じる事が多いので、普段から胃を大事にしています。今回、胃癌について知った事をお話します。


■そもそも胃癌は…
そもそも胃癌は、男女合わせて他の全ての癌を含めた癌患者の総数に占める割合がトップです。それほど多い癌です。ですが少し不思議な事に、胃癌による死亡率はトップではなくて第２位なのです。つまり胃癌は早期発見をすることで、ほぼ完治させることができる病気なのです。医療技術の発展により胃癌は早期発見ができれば、簡単に悪性腫瘍に冒された部分を取り除くことができます。また、他の癌との大きな違いは、原発癌が初期段階であれば転移の可能性が低く進行速度も他の場所の癌に比べて遅いため、完治する可能性が高い癌なのです。


■一つ例外、「スキルス胃癌」
一般的に胃癌は完治する可能性が高い癌なのですが、一つ例外の癌があります。それは「スキルス胃癌」という癌です。普通の胃癌は、胃の壁に癌細胞ができるのですが、スキルス胃癌は胃の粘膜の下に広がっていきます。そのため、普通の胃癌は胃カメラなどの検査で早期に発見することができますが、スキルス胃癌は胃カメラでは発見しにくく、見つかった時には癌が進行し、他の臓器に転移してしまっているのです。


■スキルス胃癌とは？
このスキルス胃癌は、30～40代の女性に多く、胃癌全体の中の約1割を占めています。また、スキルス胃癌は進行が早い上に悪性度が高いだけではなく専門医でも見つけにくいため約6割の人は発見された時には腹膜やリンパ節に転移しています。

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