2017年11月の健康情報 インフルエンザの予防法

こんにちは。野場貴之です。朝晩は当然ですが、日中も寒くなりましたね。インフルエンザの流行が徐々に始まる時期です。今回は、インフルエンザの予防法とワクチン接種の事をまとめてみます。


■インフルエンザの予防法
インフルエンザウイルスの予防にはマスクが効果的です。ウイルスの侵入を最小限に抑えられます。ただ、口と鼻をある程度ガードできるのですが、パーフェクトではありません。『手洗い』と『うがい』と『マスク』と3つを合わせると、感染を防ぐのにかなり有効です。『拡げない』という目的で、マスクは咳や唾液の飛散を防ぐので、自分がウイルスを持っていた場合の感染拡大を予防できます。さらに、妊婦や子供、持病を持っている人など、インフルエンザ感染で重篤化する恐れがある人は、あらかじめ予防接種を受けることをお勧めします。


■「38℃以上は注意!」インフルエンザは高熱が特徴
いわゆる風邪とインフルンザの症状は、咳、喉の痛み、発熱するなどは変わりません。違うのは体温上昇の程度です。インフルエンザでは発熱するとすぐに 38℃を越えてしまいます。人の体温は目覚めたときより夕方の方が高くなりますが、朝から 38℃以上の発熱があった場合は要注意です。


■インフルエンザワクチンの予防接種方法
現時点では、13 歳以上の場合、1 回予防接種となります。13 歳以上でも中高生は現時点ではまだ 2 回です。子どもの場合は 1 回の接種量が少なく抗体ができにくいので、原則 2 回接種が必要です。1~4 週の間隔で接種します。できれば抗体を上げるには、3~4 週空けて接種する方がいいでしょう。


■インフルエンザワクチンの費用
自費診療ですので、医療機関によって異なります。従来の季節性インフルエンザでは 1 回 4000 円前後、2 回の場合は割安にしている所もあります。